いちじくしぐれ、はじめました

7月某日、勘六商店の夏の風物詩になりつつある、いちじくしぐれの販売を開始しました。
昔懐かしのしぐれ氷
しぐれ氷って全国的に知られているのでしょうか?駄菓子屋さんで売られていた、波々カップに入ったイチゴ味やソーダ味のアイス。木べらでザクザクやりながら食べるアレです。バニラアイスが真ん中に充填されたフロートタイプもありますよね。


勘六商店から6kmほど離れた、にかほ市院内にあるカキ氷屋「喜盛堂」では、昔懐かしのしぐれ氷を販売しています。サクサクほろりとした食感のヒミツは、水・砂糖にプラスされた「寒天」。長年の経験でしか表現できない熟練技術が生む、絶妙なサクサク感と一口含んだ時のとろけ具合は、喜盛堂のおばあちゃんにしか出せないといっても過言ではありません。
先々代もコラボを企んでいた!?
そもそもコラボ企画が始まったのは2021年。商品パッケージのリニューアルをする際に、参考にこれまでのデザイン案を見直してみようと、蔵から引っ張り出してきた数々の資料の中にこんな紙がありました。


「いちじくシャーベット」と書かれたタイトルの上にはこんな文言が。
”大竹特産「いちじく」の果肉を混合し、芳香と独特の風味をプラスしました”
そして製造元の住所は…喜盛堂!
二代目勘一郎が喜盛堂とコラボを企画していたことを知った店主は、これはやるしかない!とさっそく喜盛堂にコンタクトをとりました。喜盛堂のおばあちゃんも「昔そんな話があったような…」とうっすら覚えていたそうです。当時は実現しなかったようですが。
改良を重ねたいちじくしぐれ


こうして先々代の意志を引き継ぎコラボが実現したのが2021年の夏。


はじめはプレーンのしぐれ氷にフローズンいちじくのスライスと、いちじく果汁をセットにした「いちじくしぐれセット」を販売しました。


しぐれ氷を引き立てるには生の実と果汁もいいが、やっぱり秋田のいちじくといえば甘露煮でしょ!ということで、2年目はいちじく甘露煮をつけたセットに。秋田魁新報にも取り上げていただきました。


そして3年目の今回は、ダイスカット処理したいちじく甘露煮をあらかじめしぐれ氷と一緒にカップにイン!フタを開けてすぐ食べられる「いちじく甘露煮しぐれ」が完成しました。




手の熱で外側を温めつつ、木べらで両方を混ぜながら食べます。ほどよい甘さとひんやりしたしぐれがくせになる!今年から店頭でも販売いたします。
全国発送承ります


勘六商店ネットショップからの発送は9個セットをご用意しております。9月頃までの期間限定販売です。勘六商店ショップサイトよりご注文お待ちしております。

