秋田県にかほ市大竹集落の特産といえば、いちじく!そんな大竹いちじくを主役にしたフェスが、閉校した小学校を舞台に毎年開催されています。2日間で来場者数は延べ5,000人!作り手とお客さんのいちじく愛が詰まった「いちじくいち」をご紹介します。
「いちじくいち」とは?

会場は、平成29年度に惜しまれつつ閉校した上郷小学校。その校舎からは雄大な鳥海山と一面の田んぼを臨み、当時の児童たちの恵まれた学習環境を想像できます。各教室では飲食店や雑貨屋ブースの出店、家庭科室では甘露煮づくりのワークショップ、体育館ではトークショーや公開収録など、校舎のつくりを活かした催しや装飾も見どころです。
とにかく「いちじく」が主役なんです!
「いちじくいち」の主役は、その名の通り「いちじく」!秋田県にかほ市大竹集落で栽培されるいちじく「ホワイトゼノア」は、甘露煮などの過熱加工用として、県内に流通するいちじくの約9割を占めています。
県内外から人気の飲食店や雑貨店が多数出店するのも人気の秘密!この日のために、大竹いちじくを使用した限定メニューを出してくれるお店もあります。道の駅象潟ねむの丘との共同開発商品「いちじくソフト」や「いちじく美ネガー」も会場内で販売します!また、勘六商店ブースでは、いちじく甘露煮やドライいちじくの量り売りも行います。お持ち帰りやお土産にぜひご利用ください!




退場料有料って?


入場無料、退場料有料!?そうです、退場時、会場出口に設置された募金箱にお客さまからのお気持ちをお支払い頂いております。毎年継続して開催できるよう、ご協力をお願い致します。


いちじくいちは、市や県の補助金・助成金といった公的資金に頼らない運営を行っています。モットーは、北限のいちじくを軸にして身の丈の豊かさについて考えられる市。地元の特産であるいちじくを軸に、関わる人々がそれぞれ経済的な意識を持ちながら地元のイベントとして育てていくことを目標としています。
2018年の開催時はクラウドファンデイングで資金集めを呼びかけ、返礼品として特製グッズやいちじく食べ比べセットなどを送りました。
2019年は、ホームページ上で個人・企業問わずスポンサーを募集し、名前入りのちょうちんで会場装飾が行われました。
目玉!朝採れいちじくの直売に長蛇の列


いちじくいちの目玉は、なんといっても朝採れいちじくの直売!例年、9月下旬から収穫が始まり、10月に収穫のピークを迎える大竹いちじく。この時季の風物詩としてご家庭で甘露煮やジャムを作る方も多く、毎年開場前から加工用いちじくを求める長蛇の列ができるのです。


甘露煮づくりに使う加工用いちじく販売は上記の通りですが、木の上でしっかり熟した「完熟いちじく」は会場内の飲食ブースにて数量限定販売します。秋田ではこれまで生食文化のなかったいちじく。この機会にいかがでしょうか♪
魅力的なイベント目白押し!


会場内の展示物を見ながらショッピングや食べ歩きを楽しむのもいいですが、ワークショップやステージイベントに参加するのも楽しいですよ!
いちじく甘露煮作りワークショップ


「いちじくを煮て食べる」という秋田の伝統食文化を次世代に残したい!昔おばあちゃんが作ってくれたけど自分で煮たことないな…。そんなあなた!一緒にいちじく甘露煮を作ってみませんか?作った甘露煮はそのままお持ち帰りいただけます。
いちじく畑見学ツアー


2019年からの新企画!いちじく畑って見たことがありますか?いちじくの商業栽培としての北限の地、大竹のいちじく畑の見学ツアーを開催します。生産者の皆さんが手塩にかけて育てているいちじく、見学後はいちじくがもっと美味しく感じられること間違いなし!
大人気「いちじくいちを」グッズ


会場内の装飾で目を引くのが、あどけない表情の「いちじくいちを」。このキャラクターグッズを当日販売いたします。巾着やマスキングテープなど、老若男女の心をつかむグッズの数々!自分用に、お土産に、ぜひ会場でお買い求めください。
コロナ禍でのオンライン開催
新型コロナウイルス感染拡大防止の為、2020年のいちじくいちは初のオンライン開催を実施しました。テーマソング「いちじく忘れない」の楽曲やミュージックビデオのお披露目を行った他、いちじく甘露煮ワークショップ、食品研究所の職員さんやいちじく料理研究家とのリモートトークなど、オンラインならではの企画になりました。アーカイブ動画がご覧いただけます。
以上、いちじくいちの魅力をご紹介してきました。出店者情報などの詳細は、公式サイトからご確認頂けます。皆さまのご来場、お待ちしております!